エロタッチ奏法

2024年12月19日 20:38
カテゴリ: 竹内王子

今日はベースの奏法について書きます。ベーシスト向けです。
私は高校からベースを始めましたが、誰に教えてもらうことなく、独学で奏法を会得しました。右指の動き(見た目)から風船うさぎ界隈では「エロタッチ奏法」と呼ばれています。

ベースを始めた当初は、ハードロックやロックンロールを中心にコピーしていたので、当然ピック弾き奏法でした。手本にしてたビートルズのポール・マッカートニーはピック弾きでしたので。その他ハードロック・ヘビメタ界隈は基本ピックです。

大学に入ってからもピックを使い続けていました。この頃は、ベースはバスドラムと完全一致させてアタック音をばっちり決めることに命を懸けてました。今でもベースはパーカッションだと思ってます!

ところが、大学の途中(後半)でピックをやめて指引きに転向しました。単純に早弾きするには指の方が早いからです。あと曲によっては指弾きの方がニュアンスが出せるからです。
特に80年代はディスコティックな曲が多く、オクターブの繰り返しを弾くのは指の方が楽だったんですね。
ただ、アタック音が丸くてバスドラとの一体感が弱かったので、特殊な弾き方をするようになりました。
一つは、右手の指を振り上げてたたきつけるように弾いたり、引っ張り上げて弾いたりする奏法です。これにより、曲の中で「いざ」という時のアタック音と音の強弱の抑揚をつけることができます。教科書的にはアウトですが。(ベースは一定の音量で粒をそろえることが重要という側面もあるためです。)

もう一つは、左手の押弦を押さえっぱなしにせずに、音が出るタイミングで叩きつける方法です。ハンマリングですね。かつ、強くハンマリングしながら右手も同時に弾く。タイミングが合うとピックやスラップでも出せないアタック音が出ます。

さらに、グルーブを出すために、ゴーストタッチとレイキングを多用するようになりました。

弦をなでるような動き(レイキング)とゴーストとアタックを組み合わせて弾くと指の動きがエロティックになります。
これがエロタッチ奏法です。

参考動画
https://www.youtube.com/watch?v=AkngyuDKIIk

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